品質方針
わが社は、一人一人が品質管理のルールを守り、品質に欠陥のある製品の産出をゼロにすることを目指します。
品質マネージメントシステムの効果的な運用を行うため、継続的な改善を実施し製品品質を向上させるため、
効果的な仕事の仕組みを作ります。
「安全」「安心」「業務迅速」そして「緊張」
香料とは?
「香料」とは様々なものに香りを付与する素材です。その中でも「食品香料」は食品添加物として、調味料などと同様に食品を製造加工する際に用いられる原料素材のひとつです。香料の使用は添加物の中でも最も古い歴史を持ち、人が香りを利用するようになったのは、火を発見したときだとも言われています。
燃える木や樹脂の匂いを感じとり、焼いた肉の香ばしい匂いを通して、よりおいしさを求めたのではないでしょうか。
現在、日本の食品衛生法では、
「食品の製造又は加工工程で、香気を付与または増強するため添加される、添加物及びその製剤」
と定義されています。
食品の美味しさは、味と香り、食感などが一体になって感じられますが、もし香りがなかったら、どんなに高価で美しく調理された食品でも味気無いものになってしまうでしょう。美味しさと香りは切っても切れない関係にあり、香料は我々の食生活に重要な役割を果たしているのです。
「おいしさ」のなかで忘れられがちな「香り」を見直してみませんか?
香料の役割
ひとくちに「食品香料」と言っても、様々な役割・用途があります。
付香「香りを付ける」
香りのない素材に香りを付けることで、嗜好性を高める。
補香「香りを補う」
加工段階(食品製造中・製造後)で失われてしまう風味を補う。
原材料のロットぶれを防止して、最終製品を均一化する。
マスキング「香りを抑える」
原料臭や加工工程で発生した臭いを他の香りでカバーする。
香料の形態
水溶性香料
水溶性香料香料成分をアルコール・水で溶解して抽出したもの香り立ちが良く、フレッシュ感を(エッセンス)付与します。果実飲料や冷菓に使われています。
油溶性香料
水に溶けにくく耐熱性があり、加熱しても香りがとばないので、加熱工程のある食品類に(オイル)適しています。キャンディー、チョコレート、焼き菓子などに使用します。
乳化香料
乳化香料香料成分を乳化剤や安定剤を用いて水に分散させて、乳化均一化した液体香料です。
香りの保留性に優れ、やわらかな香りと風味を付与します。
粉末香料
粉末香料香料成分を粉末基材と混合したり、噴霧乾燥などして、粉末化したものです。光、空気に対しても安定性がよく、運搬、保管、計量などの際に取り扱いも便利です。
高品質製品をお届けするために
会社創設以来「安全・安心・業務迅速・そして緊張」の品質方針を掲げ、全社員が一体となって、製品品質の保持とより一層の向上を目指しています。
食品添加物GMPに従い工程管理され製造された製品は、物性検査や官能試験などいくつもの品質検査を経て製品として出荷されます。
一貫した品質管理を行うため、研究プロセスでは使用原料の法適合性・社内規格との適合・品質の確認、製造プロセスでは入荷原料の受入れ検査等を行っています。
GCMS等の分析機器を導入し、原料・製品のより詳細なチェックを行っています。
地域・環境との調和のために
製造工場の安全管理と、周辺地域・環境へ徹底した配慮を行っております。
工場には脱臭装置「アニコ」を採用し、地域環境に配慮した製品づくりを進めています。
平成2年には世田谷区より「無公害型工場」の表彰を受けることができました。
東京都一種公害防止管理者の資格をはじめ、各種資格を取得し、安全管理と環境のために社員一人ひとりが努力しています。
日本菓子専門学校の協力企業として講義を行うなど、多くの方に香料の魅力を伝え、より豊かな食生活に貢献していく活動を行っています。